東京Ｒ不動産で西荻の部屋を扱っていただいたご縁で、出会ったお客様。
左官材の中塗りのライトグレーのニュアンスを気に入ってもらい、
今回のお部屋にも採用していただきました。
改装前のお部屋
改装中のお部屋
リビングはダイニングより天井を低くして、空間を緩やかにわけています。
場所によって気分転換できるかな。
様々な要素を消して、好きなモノが引き立つ空間に。
リビング
ソファーからの眺め
リビングからダイニングキッチンをみる
キッチン
キッチンは元々あった既製品キッチンを耐水性のある左官材で仕上ています。
壁の色と合わせて、できるだけ要素を少なく。
キッチンからは桜の季節はこんな眺めが
廊下からダイニングキッチンをみる
廊下から玄関（右）・寝室（左）側をみる
寝室（カーテンの中は収納）
玄関
洗面室
たくさんの好きなモノに囲まれてる方が落ち着く人もいれば、
たくさんの情報が目に入ると落ち着かないという人もいます。
私は後者なのですが、そんな価値観を共有していただいていたので、
収納はたっぷりとり、目に入るものは好きなモノだけ。の空間を意識しました。
住まいをたくさんみてきたお客様なので、
使い勝手やデザインのイメージはバッチリできていました。
私は要素を少なくして、心静かな時間を過ごせる場所づくりのお手伝いをさせていただきました。
住まいの設計・工事は短期間に様々な選択肢の中から決断をしていきます。
大きな決断から、小さな決断まで。
決断の結晶といっても過言ではないと思います。
こころもからだもタフさが求められる人生のビッグプロジェクト。
以前暮らしていたお部屋は、ずっと暮らすつもりの部屋ではなかった。と。
気に入った部屋で暮らすべき！と決心して、えいや！！と立ち上がった
同世代の方の大きな決断。
仕事のシーンでは、毎日いろいろなことが巻き起こります。
楽しいことも、好まざることも、一日の終わりには家に持ち帰ります。
服を脱ぐのと同じように、心の中もスッキリできたらいいのに。
この空間がそんな気分の切り替えに役立ち、自分に戻る場所となることを願っています。
construction : リトラス
左官 : 大橋左官
Tokyo 2023 spring