きっかけ②

父のこと

20年前のこととなりますが、
私が20代の頃に、父が腎臓がんになり患部を摘出する手術を行いました。
2年後にガンが肝臓に転移したことがわかり、わかった時には半年の命とお医者様にいわれました。
父はその時59歳で、家で過ごしていても日に日に食べられないものが増え、痩せていきました。
私は何をすればよいのかわからず、ただただ弱っていく父をみていることしかできませんでした。
よくなるといわれる食べ物がわかっても、もう喉をとおらない。
何もできない時間だけが過ぎていきました。

その後何年も、何かできることがあったのでは・・・
と後悔をかかえて過ごしていました。