「立ち去りがたい建築」
として堀部安嗣さんが2020毎日デザイン賞を受賞されました。
謙虚で豊かな住まいを設計されていて、
うっとりするような佇まいを写真からでも感じます。
とーっても地味な建築ですが、
みんながもっている気持ちいいという感覚を共有できる空間
なのだと思います。
私は、住宅といえば、吉村順三、Louis Kahn、Alvar Aalto
が好きなのですが、
そのどれもが、行ったことがなくても、写真をみているだけで、
そこにいて光や風を感じているような気持ちになります。
ああ、建築っていいなあ。
写真の本は、堀部安嗣さんの「住まいの基本を考える」です。
お住まいをご検討中の方や設計をする方は、
様々な観点から長く住み続けたい住宅についてのことが
わかりやすく書いてありますので、おすすめです。
住まわれている方の手記もあり、
設計段階でいかに堀部さんがお施主さんに
丁寧にお話されているかが伝わってきます。